新刊『Public Money』刊行のお知らせ
2025/02/26
「公共貨幣」による新国生み(経済社会システム改革)の全体像を提示した最新の研究書(451ページ)が2025年2月に出版されました!
・どうすれば国の借金をなくせるの?
・「公共貨幣」でどのような経済政策が可能になる?
・「電子公共貨幣(EPM)」と中央銀行デジタル通貨(CBDC)は何が違うの?
・従来の貨幣論(商品貨幣論、MMTなど)と何がどう違うの?
・「公共貨幣理論」は、どのような背景から誕生したの?
本書『Public Money: The Systems Solution to End National Debt, Banking Crisis, Built‑In Inequality, Inflation and Control by CBDC』(Springer, 2024年)は、こうした問いに正面から答える、世界初の本格的な「公共貨幣論」の学術書です。
長年にわたり公共貨幣の研究と政策提案を行ってきた山口薫・山口陽恵の両氏が、経済の構造的課題(国家債務、銀行危機、格差、インフレ、そして中央銀行デジタル通貨の暴走)に対し、電子公共貨幣(EPM)とユニフォーム税(統合取引税)を中核とする新たなマクロ経済システムを提案。
公共貨幣の理論と実践を体系的に理解したいすべての方にとって、必読の一冊です!
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本書の概要
『Public Money』は、現代の貨幣・⾦融システムを根本的に問い直し、通貨発⾏を公的に運営する公共貨幣制度を提⽰します。無利⼦の公共貨幣が利⼦付きの債務貨幣に乗っ取られた結果、⾦融危機、政府債務の増⼤、格差の拡⼤といった経済問題が繰り返されることになりました。新古典派経済学、ケインズ経済学、現代貨幣理論 (MMT)といった経済理論がなぜこれらの問題を解決できなかったのかを検証し、現⾏の債務貨幣制度に内在するシステム⽋陥を解き明かします。1929 年の世界⼤恐慌や⽇本の「失われた 30 年」といった歴史的事例を検証し、主流派経済学のパラダイムに代わる代替理論を提案します。
『Public Money』は 3 部構成となっています。
第1部 エビデンス(データ検証)は、貨幣の定義と分類から始まり、その歴史的変遷を概観します。
第2部 アナリシス(分析)は主流派経済学の理論を批判的に分析し、その限界を明らかにします。
第3部 ソリューション(解決策)は公共貨幣システムへの移⾏ロードマップを⽰し、電⼦公共貨幣(EPM)という新たなデジタル通貨のシステム設計と、E P M によるユニフォーム税制(Uniform Tax System)の導⼊、およびそれらに⽴脚する新たな政策(イニシアチブ)を提⾔します。
最終章では、資本主義・共産主義といった「イズム(主義)」の経済に代わる「むらトピア経済(MuRatopia Economy)」を提唱し、真のデモクラシーの回復、持続可能な地球社会、そして「縄⽂⽂明」に⽴脚する東⻄⽂明の調和を⽬指す、新しい経済社会のパラダイムを提案しています。
本書は、現行の債務貨幣制度の経済政策を再考し、公正で持続可能な経済・未来社会を創造するためのタイムリーな提⾔となるでしょう。
各章要約(日本語・英語)
37a896dcfee487cca4dbdcd538099b8b新刊『お金は銀行が創っているの?』刊行のお知らせ
2022/04/18
当フォーラム理事・下田直能(しもだなおよし)が2022年4月4日に関連書籍を出版いたしました。
「信用創造」をやめてみたらどうでしょう?
……現代貨幣システムの問題点をわかりやすく解説。
〈お金には二つの種類しかありません。私たちを経済的に支配し、不幸にする「債務貨幣」と、私たちを自由にし、幸せにしてくれる「公共貨幣」です。本書はこの二つのお金の仕組みを平易に解き明かしてくれます〉山口薫氏推薦!
↓↓↓Amazon 購入は、こちらです。
https://www.amazon.co.jp/dp/4886839193
↓↓↓目次と「はじめに」を見ることができます。
https://bit.ly/36PkgjS
新刊『公共貨幣入門』刊行のお知らせ
2021/10/04
お金を解放し、お金を民主化する「公共貨幣」とは何か。だれも教えてくれなかったお金の秘密を解き明かす「お金の経済学」が、経済の問題を根本から解決する。
佐藤優さん、森永卓郎さんも絶賛。
「失われた30年」から脱却できる唯一の処方箋。
私たちの命と日々の暮らしをつないでいくための貨幣理論。
日本の「失われた30年」は主流派経済学の処方箋を素直に実施した結果である。
新古典派経済学による構造改革は低賃金の非正規労働者を増やし、ケインズ経済学による財政・金融およびリフレ政策は1000兆円を超える借金地獄をつくった。原因は貨幣システムの欠陥にある。
主流派経済学やMMTの誤りを指摘し、現在の貨幣理論にかわる新たな貨幣システム「公共貨幣」を提唱。
「公共貨幣」を取り戻せば「ゼロ成長」から脱却でき、新しい未来が開けることを論証する。
【本文より抜粋】
2019年に武漢で確認されたコロナウイルスは瞬く間に世界中に拡散してパンデミック状態となり、これが引き金となって、2021年現在の世界経済はまさに1929年の世界大恐慌前夜のような様相を呈し始めている。果たして次に起こるであろう世界大恐慌に対する治療薬はあるのだろうか。答えはイエスである。公共貨幣システムへの移行が日本経済の「失われた30年」から脱却できる唯一の処方箋である。
【目次より抜粋】
はじめに貨幣の定義あり
第1章 債務貨幣システムと「失われた30年」
第2章 主流派経済学の破綻
第3章 MMTは債務貨幣のデザイン欠陥を隠蔽
第4章 公共貨幣システムへの移行
第5章 公共貨幣で新国生みイニシアティブ
【著者略歴】
山口薫(やまぐち かおる) 国立アンカラ社会科学大学(トルコ)大学院教授、公共貨幣フォーラム代表理事。
兵庫県生まれ。カリフォルニア大学バークレー校経済学博士号(1985年)。カリフォルニア州立大学、サンフランシスコ大学、ハワイ大学、同志社大学大学院ビジネス研究科等で教鞭をとる。
著書に『公共貨幣』(東洋経済新報社)など。
山口陽恵(やまぐち ようけい) 日本未来研究センター研究員(システムダイナミックスグループ)、公共貨幣フォーラム理事。
愛知県生まれ。EUのエラスムス・ムンドゥス修士号(EMSD 2017年)。
フィンテック企業・ソラミツ(貨幣・経済システム研究所所長)を経て、現在は日本未来研究センターでASDマクロ経済モデル開発に従事。
公共貨幣―政府債務をゼロにする「現代版シカゴプラン」
2015/9/11
山口 薫 (著)